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5月の通信隊 連休の出来事 [深谷通信隊の四季]

5月に入って小さな草花たちもいっせいに太陽に向かって咲き出しました。
草息でむせるほどです。


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今年は見られないかと思っていたニセアカシアの花
白くたわわな花房を見せてくれました。
木の下を歩くと 濃厚な花の匂いがします。

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晴れたり激しい風雨があったりの中、連休は楽しまれたでしょうか。
熊本地方はまだ余震が続いていますね。
一刻も早く終息して復興への道筋を進んで欲しいと思います。

**************************************


ここからは長くなりますので、適当にスルーしてください^^

ピー 救出顛末記

連休は、鎌倉で開催されている川喜多美術館での「原節子展」と、横浜の神奈川文学館での「夏目漱石展」を見に行くことを計画していました。久しぶりの外出です。
その楽しみが、飼い猫ピーの行方不明でパーになってしまったのです。
結果、見つかったのですが、ピーをこの手で抱きかかえるまでは大変でした。
心底疲れた連休でした。その顛末記です。

ピーが帰ってこないと気がついたのは5月1日の日曜日。

我が家で外に自由に出入りしているのはピーだけで、必ず帰ってくるという安心があったからです。遅くても夕方には帰ってきて、その後2階で爆睡するのが日課でした。
日曜日、朝一回帰って来た後、夕方になっても帰ってきません。
おかしいなぁと思いながらも、他の猫について行って遊んでいるのかもとまだ帰ってくるだろうと思っていたのですが、暗くなっても姿を見せません。

さすが心配になって、近所を捜し回ったのですが、ピーともスンとも気配がありません。
近所のトマスハウスに入ってしまったのか、それとも近くの新築工事現場に閉じ込められてしまったかと、様子を見に行きましたがいる様子はありません。
その夜は、ピーが帰ってくるかもしれないと網戸にしたまま、その傍に布団を敷いて寝ました。迎えた朝、帰って来た様子がありません。


月曜日。

私は仕事だったので、気になりながらも出かけました。
仕事中、何度か家に電話してみましたが、そのたび「帰ってきていない」の返事。
おかしいなぁと思いながらも、その時もまだどこかで「帰ってくるだろう」とたかを括っていました。
しかし、その日も夜まで音沙汰なし。

家出? 交通事故に遭ってすでに処理されてしまった? 恋?

いろいろ想像しながら、家の周りを何度も捜索しました。
「自分の意志で出て行ったのなら仕方ないね」とあきらめかけた頃、空き家の前で微かに「ミャー」と、思わず「ピー」と呼びかけると再び「ミャー」と。

エッ! ここ?

そういえば、この空き家では日曜日に植木を切りに人が来ていたことを思い出しました。
その時に入ってしまったのかと、何度か呼びかけてみるがそれ以降は応答がありません。
気になりながらも、その夜は家で待機、やっぱり帰ってきません。


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火曜日。

帰ってこない。
早朝、気になっていた空き家に急ぐ。
ピー! ピー!
・・・・・・
ミャー

おっ!

ピー! ピー(思わず大声で)
ミャー!ミャー!

間違いありません。ピーはこの空き家に閉じ込められてしまったのです。

それからが大変でした。空き家の持ち主Nさんに連絡することになったのですが・・・。

まずは連絡場所を見つけなくてはと思うものの、どこで聞いたらいいかわかりません。
隣の家の人は留守、空き家の周りをウロウロして思案している間も「ミャー! ミャー!」の声。焦ります。

町内会長さんならわかるかも知れないと電話をしてみると「最近は住民が亡くなっても連絡もないよね。そこが空き家になっているのも知らなかった」と。
「とりあえずMさんのおばぁちゃんが親しかったから聞いてみれば」というのを頼りにMさん宅へ急ぎました。
Mさんのおばぁちゃんは耳が遠くて話が通じず、困っているとその家のお嫁さんがNさんからの古い年賀状から住所と電話番号をさがしてくれました。「ホッ」。
家に帰って急いで電話をかけると現在使われていません」のアナウンス。

エェ~!・・・・

Nさんの名前と住所を頼りに104番で聞いてみたのですが「登録されていません」。
こうなったら住所を頼りに家を探しに行かなくてはということになり、ナビを頼りに家を出発しました。その時9時半。

住所は家から20分くらいのところでしたが、道が狭く、なかなかその地までたどり着けません。仕方がないので、車をスーパーに止め、歩いて捜すことにしました。
歩き始めて30分、その地までは何とか行けたのですが、その住所地にNさんの表札がみあたりません。
近所の人に聞いてみると「この辺りは住居表示の変更があって、その住所地は道路の向う側だわ」と「近くに交番があるので聞いてみたら」と言われ、交番にいそいだのですが、交番は留守。
交番にあった地図を見つけ、なんとか新しい住居表示でNさんの家の見当をつけ、急ぎました。

よくよく見ると、我が家からはこちらの方がずっと近くでした。
近くに住んでいてくれて本当によかったと言いながら、Nさん宅の住所地を見つけるため、また歩きます。
古くからの店なら何か知っているかもしれないと、まずは薬局に入りました。
薬局のご主人は親身に住居地図を広げさがしてくれましたが、Nさんの名はありません。
「ここよりも隣の蕎麦屋さんがわかるかもしれない」と言われ蕎麦屋に。
丁度昼時でざるそばを注文しながら、店の人に聞いてみました。
そしたら「Nさんなら何度か出前をしたことがある、出前の者がかえってきたらわかるかもしれない」と。
「よかったぁ」と安心してざるそばを美味しく味わっていたところ、帰ってきた出前の人は、勘違いですわ、私もNさんは知らないとのこと。
どっと疲れがでてしまいました。
「この裏あたりに新しいマンションやアパート、家も出来ているのでさがしてみたら」と言われ、あまり期待もせず、疲れた足を引きずりながら一軒一軒覗き込みました。
最後の家から道路が見え、もうないねと戻ろうとしたとき、その最後の家にNさんの表札が!!

「あったぁ!」

その声に驚かれたのでしょうか、Nさんの家の人が出て来てくれました。

「○○地の空き家のNさんでしょうか?」
「そうですが・・・義父がなくなって空き家になっています」
「これこれで家の猫が入り込んでしまったらしいのです」
「そういえば、日曜日に主人が植木を刈に行っていましたね。その時に入ってしまったのかしら。可哀そうに・・・すぐ行きますね」


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よかった!よかった! いい人でよかった。
私たちが家の戻ったころ、Nさんのお嫁さんはすでに来ていてくれて玄関の鍵が開けられていました。
急いでピー! ピー!と呼びながら家の中へ行ったのですが、ピーの声も姿もありません。
確かにこの家の中からピーの声が聞こえていたのです。
まだ人が住んでいた気配を残したままの家の中は物が散乱して足の踏み場もありません。
ここのどこかにピーがいるはずです。見つからず・・・
「開けた時の出て行ったのかも」とNさんのお詫びをして閉めてもらいました。
「気になるので、帰ってきたら連絡くださいね」とNさんが帰っていかれたのですが、その後もピーは帰ってきません。

夕方、再び空き家の前で「ピー」と呼ぶと「ニャー」の声が。
やっぱり中にいるのだと再びNさんに電話をすると、また急いで来てくれました。
今度は私一人が餌を持って探すことにしました。
薄暗い中、ピー! ピー!
奥の方からニャーの声。一階の押入れの奥の方から声が聞こえます。
手を入れて探るとピーのやわらかい身体に触れました。
ようやく見つけました。ようやく救出。ようやく心からホッ!

抱えられたピーはキョトンとしていました。
そのまま家まで一走り、ピーは無事に帰還できたのです。

Nさんには本当にお世話になりました。
またここにたどり着くまでにお世話になった方々、どの方たちも親身に親切でした。
最初年賀状をさがしてくれたMさん宅に見つかったことを報告「よかったね。どうしたかなと思っていましたよ」と。

町内会長さんからMさん、住居表示の変更を教えてくれた人、交番、薬局のご主人、蕎麦屋さんと点から点につながれたピー救出事件でした。

大変だったこの騒動、今傍にいるピーを見ると、思わず頭をこつん。

しばらくは外出禁止です^^

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コメント 24

夏炉冬扇

なんとか救出、よかったですね。
by 夏炉冬扇 (2016-05-05 21:05) 

yoriko

冒頭に帰って来たと書いてあったので安心して読む事が出来ましたが,本当にご心配でしたねぴーちゃんは閉じ込められて不安だったでしょうしね。
私も何回か経験があるので人ごととは思えませんでした。
無事に帰って来て良かったです〜☆
通信隊の敷地はまるで「赤毛のアン」に出てくる未知のようにステキですね。


by yoriko (2016-05-05 21:49) 

斗夢

よかったですね!
先ごろ亡くなったわが家のチビも外出自由にしていましたが、
朝出て夕方まで帰らないときは心配でした。
どこかに閉じ込められているんじゃないかと心配したものでした。
by 斗夢 (2016-05-06 04:27) 

takenoko

世知辛い世の中、みんな親切な人ばかりで良かったですね。
by takenoko (2016-05-06 05:21) 

mimimomo

おはようございます^^
ともかくほっとされたことでしょう。良かったですね。
空き家にいると言うことが分からなかったら、飢え死にしちゃいますものね~ホント良かった。
by mimimomo (2016-05-06 06:57) 

はてみ

ああピーちゃん見つかってよかった(^^)大変でしたね。うちのはなちゃんが行方不明になった時のことを思い出します。本人は帰ってきたくても帰れないことがありますもんね。家の持ち主さんがいい人でよかった。声が聞こえるのになかなか見つからない…もどかしかったでしょうね。しかし家の持ち主探し、探偵小説のようでした。よくぞ見つけて…。ほんとーにほんとーによかった(^^)
by はてみ (2016-05-06 12:58) 

toro

はぁ〜、よかった、よかった。
よく見つかりました。空き家でこんなことがあるんですね。
こわいですね。気をつけないと。
皆さん、親切な方々でよかった。
ピーちゃんもちゃんとお返事して、いい子でした。
by toro (2016-05-06 14:52) 

風の又三郎

大変な連休になってしまいましたね、でもよかった、よかった。
創作の小説のような展開で、まさに事実は小説より奇なり。
生き物を飼うって大変なことと、つくづく思います。
ニセアカシヤやシロツメクサを見て、その香りを思い出しています。
by 風の又三郎 (2016-05-06 17:50) 

そらへい

新緑が目に鮮やかですね。
こんな所でも最近話題の空き家問題が
クローズアップされましたね。
探し回り、空き家の持ち主から住所を尋ねていく下りは
物語の展開のようでした。
冒頭に見つかったことが知らされていなかったら
もっとはらはらして読んだかも。
いろんな人の助けがあって、
無事見つかり、帰還できて良かったですね。
by そらへい (2016-05-06 21:47) 

未来

凄いです。
素晴らしいです。
感動しました。
これは事実に基づいた、
見事な短編小説以外の何物でもりません。
最近、こんなドラマチックな小説を読んだことがありません。
この世の中にも、
タックンさんのようなお方が居ると思うだけで、心癒されます。
感謝です。
by 未来 (2016-05-06 22:44) 

sakamono

救出顛末記、掌編小説のように楽しく読ませていただきました。
無事に帰って来られたからこそ、楽しく読めたというコトもありますが^^;。
周囲の心配など、どこ吹く風の、キョトンとした表情が目に浮かぶようです。
by sakamono (2016-05-06 23:05) 

タックン

皆さま 

「ピー 救出顛末記」を読んでいただきましてありがとうございました^^
ピーはそれ以降外に出していませんが、今日は朝から出たい出たいと玄関で騒いでいます^^
空き家からピーの声が聞こえた時は、持主さんがどこいるかわからず、遠くだったらどうしよう、最後は雨戸を開けて入ってしまおうかとまで思いました。
ピーが餓死することも大変ですが、家の中で猫が死んでいたら持主さんはびっくりするだろうと、それも心配しました。

外に出すということはいろいろリスクがあるのですね。

また空き家の持主さんを捜す大変さも体験、何かの時のために町内会で連絡先を把握してくれるといいのになぁと思いました。

とにもかくも、たくさんの人の親切に心から感謝です。

皆さま あたたかいコメントをありがとうございました。
by タックン (2016-05-07 18:33) 

レイン

ピーちゃん、無事救出できてよかった。
本人?はことの重大さをさほど感じていないようですね。
by レイン (2016-05-07 23:43) 

タックン

レインさん こんばんは。
本当によかったです^^
何事もなかったかのような顔(?)で傍に座っているピーを見ると、またあの日の疲れがよみがえってきます。
空き家の持主さんが近くに住んでいる人でよかったです。
遠くの人だったらどうなっていたことか・・・。
by タックン (2016-05-09 21:06) 

moz

ピーちゃん、見つかって良かったですね。
きっと一人で怖かったしおなかも空いたことでしょうね。
それにしても、関係された皆さん、とても優しい方達で良かったです。 ^^
ピーちゃんはしばらく外出禁止なんですね ^^;
by moz (2016-05-10 06:14) 

タックン

mozさん こんばんは。
ありがとうございます^^
せっかくの連休、心底疲れてしまいました。
ピーが少しは反省してくれるといいのですが^^

鎌倉のオフ会、楽しそうでしたね。
あれだけ歩くのにはかなりの体力が必要かも^^
by タックン (2016-05-10 20:37) 

きよたん

ピーちゃん見つかって良かった
助けなきゃという思いが家の持ち主に
伝わったのでしょうね
鎌倉に行っていたらそれこそ心配だったでしょうね
by きよたん (2016-05-11 23:28) 

タックン

きよたんさん こんばんは。
ありがとうございます。
今思うと 本当に必死で歩き回りました^^
喜んだりがっかりしたりと・・・ようやく見つかった時は
思わず大声を出してしまいました。
私も鎌倉行きを予定していたのですが、救出できた後も
疲れ切ってしまい、結局連休はどこへも行かずじまいでした^^
by タックン (2016-05-12 20:06) 

トリエル

こんばんは。
ピーちゃん大変でしたね。でも戻ってこれて良かった。
点を繋ぐステキなご縁でしたね。
優しい方々のリレーで、外野の私は心温まる思いでした。
タックンさんは大変でしたけど・・・・・(^^;)

草花がいっぱい咲いたと思ったら、あっという間に夏の様な気候になってしまいましたね。
今年は猛暑みたいで、また大変です。。。。(^^;)
by トリエル (2016-05-13 22:17) 

タックン

トリエルさん こんばんは。
ありがとうございます^^
あの日のことを思い出すと、今でもドッと疲れがよみがえってきます。本当に点から点と善意の糸がつながりました。
今は外に出たがるピーをおさえるのが大変です^^

今年は猛暑らしいですね〜
暑いのが苦手な私にとっては辛い夏になりそうです^^;
by タックン (2016-05-14 21:15) 

nakasama

ハラハラしながら読んじゃいました。^^;
ピーちゃん良かった。
ピーちゃんの声を聞き逃さなかったタックンさんもすごいです!
いろんな偶然が重なっての救出劇だったのですね。
お疲れ様でした〜!
ピーちゃん帰ってきてごはんいっぱい食べましたか?^^
ショートムービー1本見たような感覚になりました。
by nakasama (2016-05-23 15:20) 

タックン

nakasamaさん こんばんは。
今思い返すと、よくもまぁ空き家の持主さんが見つかったなぁと思います。見つからなかったら泥棒まがいのことをしていたかもしれません^^
ピーは家に帰ってまずはトイレでシャー!
長い長いトイレタイムでした^^
by タックン (2016-05-23 21:03) 

moz

楽園のカンヴァス面白かったですか?
読んでいただいて、なんだかとてもうれしいです。^^
ゲルニカも面白かったので、機会があればぜひ !!
by moz (2016-06-03 08:21) 

タックン

mozさん 
わざわざコメントをありがとうございます^^
楽園のカンヴァス まったく白紙の状態で読んだので
こんな形の小説とは思いませんでした。
mozさんのようにその面白さを上手く語れないのが残念です^^;
もう少し原田マハさんの本を読んでみようと思います。
by タックン (2016-06-03 21:02) 

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